堕落論
坂口 安吾
KADOKAWA
作品紹介、あらすじ
「人間は堕落する。義士も聖女も堕落する。それを防ぐことはできないし、防ぐことによって人を救うことはできない」第二次世界大戦直後の混迷した社会に、戦前戦中の倫理観を明確に否定して新しい指標を示した「堕落論」は、当時の若者たちの絶大な支持を集めた。堕ちることにより救われるという安吾の考え方は、いつの時代でも受け入れられるに違いない。他に「恋愛論」「青春論」など、名エッセイ12編を収める。
感想やレビュー
話の中に実際に居た人やあるものの名前が出て来て自分の知識とリンクしてとても楽しく読めました。 太宰治や織田作之助、永井荷風など有名な人とのエピソードなどを自己流でおおきく書かれていてフッと笑ってしまうようなものもあり面白かったです!
ネタバレを読む
1
「不良少年とキリスト」。坂口安吾先生のこの本にどれほど救われたことか。