幻想郵便局
堀川 アサコ
講談社
作品紹介、あらすじ
就職浪人中のアズサは「なりたいものになればいい」と親から言われてきたけれど、「なりたいもの」がわからない。特技欄に“探し物”と書いて提出していた履歴書のおかげでアルバイトが決定。職場は山の上の不思議な郵便局。そこで次々と不思議な人々に出会う。生きることの意味をユーモラスに教えてくれる癒し小説。
感想やレビュー
堀川アサコさん作品2冊目。 前回の『定年就活』とは違ったファンタジー&ホラー作品。 就職浪人中の安倍アズサはひょんなことから山の上にある不思議な登天郵便局でアルバイトをすることになる。職場の人は個性豊かだし、お客さんもユニークな人ばかり。あの世に行けない幽霊の真理子さんに気に入られたり、狗山の神様につけこまれたりと大変なことばかり。なにかと小煩い青木さんがアズサが助けたカラスだったとは…(笑)死んだ人は消えてしまうのではないという作者の想いが詰まった優しい作品。 いつかわたしも功徳通帳をみるのが楽しみ!
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