らいかさんの感想、レビュー
光瀬龍「百億の昼と千億の夜」読了。 しばらく前に本屋さんで平積みされてて気になってた本。タイトルがかっこいいよね。ほんでもって1973年が初版というから驚き。 久しぶりのがっつりSFだったなあ。ギリシャの哲学者プラトンからゴータマシッダールタ(釈迦)からナザレのイエスに阿修羅王たちはなぜこの世に存在したのか。そして神とはなんなのか。 ミクロはマクロ、マクロはミクロ 色即是空 空即是色 うーーむ。この時代からこういう話を考え作ってすごいなあ。宇宙ってとんでもない広さを人間からすると持っているように見えるけど、実はとんでもない巨大な生物のだった一個の細胞だったりするのかもしれないしね。 少し何をいうとSF的な情景描写がかなり多いので、文章がとっつきにくいとこがあるかな。 うん、でもSF好きなら一度は読んでおいたがいい気はする。漫画化されてるからこの世界観をどのようにしてるのか興味あるな。