パレートの誤算
柚月 裕子
祥伝社
作品紹介、あらすじ
ベテランケースワーカーの山川が殺された。新人職員の牧野聡美は彼のあとを継ぎ、生活保護受給世帯を訪問し支援を行うことに。仕事熱心で人望も厚い山川だったが、訪問先のアパートが燃え、焼け跡から撲殺死体で発見されていた。聡美は、受給者を訪ねるうちに山川がヤクザと不適切な関係を持っていた可能性に気付くが…。生活保護の闇に迫る、渾身の社会派ミステリー!
感想やレビュー
パレートの法則とは80対20要素の統計学。人間社会は統計学や法則で成り立っているものではない。 物語は瀬戸内海に面した港町。 ケースワーカーの先輩が遺体で発見される。主人公が同僚と調べていく内に暴力団との繋がりがあるという疑惑。主人公の心のありかたの変化も大きい。
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