ロイヤル・シークレット
ライラ・ペース/一瀬麻利
新書館
作品紹介、あらすじ
ニュース配信社の記者、ベンジャミンは、英国の次期国王ジェイムス皇太子を取材するためケニアにやってきた。滞在先のホテルの中庭で出会ったのは、あろうことかジェイムスその人だった。雨が上がるまでの時間つぶしに、ベンの部屋のテラスでチェスを始めた二人は、駒を取られるたびに一つ秘密を打ち明ける取り決めをする。それは軽いゲームのはずだった。しかしいつのまにか二人の間に不思議な感覚が通い始めー。世界で一番秘密の恋が、いま始まる。
感想やレビュー
#ロイヤル・シークレット #ライラペース 2019年発行 モノクロームロマンス とうとう読んでしまった。 皇太子の秘密のロマンス。 ジェイムスとベンにすっかり魅了されました。英国流というか大人の遊び心ある振る舞いや会話がとてもセクシー。さすがモノクロームロマンス文庫。大満足でした! さらに今夜は続きの『ロイヤル・フェイバリット』も読めるとあって、ウハウハ気分です。 ジェイムス皇太子がお気に入り。人生にアップ&ダウンは付きものだけど、失敗を素直に受け入れる潔さ、克服していく強さもある。 プライベートでは純粋で、斜に構えたり、動揺したりとても可愛いひと。 何と言っても、ケニアでベンとジェイムスが出合ったシーンが一番印象的でした。 そして傷ついたジェイムスに涙腺が熱くなってしまった。 ベンジャミンことベンもカッコ良すぎるのよ。和解し合って秘密の逢瀬を重ねるも、不安と隣り合わせなのは、とてもスリリングでした。 情熱的なベットシーンもいっぱいあって、リバだけど全然嫌じゃない。自尊心が高く、主導権を取りたがるふたりが楽しかった。 ワタシ的にはたぶん7対3でベンが攻めだなと妄想。 親友のキャスも、妹も幸せになって欲しい。さあ、続編へ。