白い闇の獣
伊岡 瞬
文藝春秋
作品紹介、あらすじ
小6の少女・朋美が誘拐され、殺された。捕まったのは少年3人。だが少年法に守られ、「獣」は再び野に放たれた。4年後、犯人の1人が転落死する。失踪した朋美の父・俊彦が復讐に動いたのか? 朋美の元担任・香織はある秘密を抱えながら転落現場に向かうのだがーー。“慈悲なき世界”に生きることの意味を問う、著者集大成! 【文庫オリジナル】 「やつは獣だ」 家族×愛情×憎悪×暴力×裏切り×誠実×応報×赦し 『代償』『悪寒』の著者渾身の衝撃作 伊岡ワールドの真髄! すべては少女誘拐惨殺事件から始まった。 娘の父 元担任教師 フリーライターが、 慈悲も正義もないこの世界で、 圧倒的暴力に立ち向かう! 第一章 雨音 第二章 前兆 第三章 過去と現在 第四章 暴走 第五章 推理 第六章 真実 第七章 誤算 あとがき
感想やレビュー
少年法について考えさせられる まるでノンフィクションを読んでいるような感覚になり、被害者の事を思って、とても憤った。
ラストはちょっとすっきりしなかった