舌の記憶
筒井ともみ
スイッチ・パブリッシング
作品紹介、あらすじ
白玉を食べるのは夏の陽ざしの火照りが退き始めていく夕暮れどきだった。昭和30年代の世田谷。女優の叔母と、銀座育ちの洒落者の伯父、夫と別れる決心をした母ー。てんでばらばらの「家族」だったけれど、「食」にまつわる記憶は、「少女」だった私の五感をくすぐって、やるせなさと愛おしさを呼び起こす。
感想やレビュー
2/28読み終わり。10年以上前に買ってて、当時は好きで手放さなかった一冊。読み返してみると、好みが変わってしまってて、何も響かなかった…。精神を患った叔母や歯弱でアル中の叔父など、なんか気持ち悪くて、食べ物の表現も全然そそらないし。