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どうしても生きてる

どうしても生きてる

朝井リョウ

幻冬舎

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作品紹介、あらすじ

死んでしまいたい、と思うとき、そこに明確な理由はない。心は答え合わせなどできない。(『健やかな論理』)。家庭、仕事、夢、過去、現在、未来。どこに向かって立てば、生きることに対して後ろめたくなくいられるのだろう。(『流転』)。あなたが見下してバカにしているものが、私の命を引き延ばしている。(『七分二十四秒めへ』)。社会は変わるべきだけど、今の生活は変えられない。だから考えることをやめました。(『風が吹いたとて』)。尊敬する上司のSM動画が流出した。本当の痛みの在り処が映されているような気がした。(『そんなの痛いに決まってる』)。性別、容姿、家庭環境。生まれたときに引かされる籤は、どんな枝にも結べない。(『籤』)。現代の声なき声を掬いとり、ほのかな光を灯す至高の傑作。

感想やレビュー

疲れた。ずっと読みたかった本だけど、言い回しが難しくて読むのに時間がかかった。内容も救われる前の1番苦しい状態の話の詰め合わせ。みんな色んな苦しい状態でも生きていくしかないんだなと思うと、さらに苦しくなった。

言い回しが多く読みづらく内容が頭に入ってこず…タイトル通り誰かがそれでも生きているという短編集でした あと性描写がいる?って感じでした… いるのかもしれないけど私には苦手でした

読書の醍醐味は自分が言語化できないことを作者が文章にしてくれていることで自分の心の整理がつくこと、というような言葉を見たのですが、この本を読んだとき、私はこの本のためにある言葉だなと思いました。 日々なんとなく感じている言葉にできないようなモヤモヤがこれだったのか…私が感じていたのはこれだったのか…と確認することができるような本でした。メモしておきたいところがたくさんありました…。 短編集はなんとなく、あまり好きではなかったのですが、こちらはとても面白かったです。

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