死なないための暴力論
森 元斎
集英社インターナショナル
作品紹介、あらすじ
「暴力反対」とはよく聞くが、世の中は暴力にあふれている。国は警察という暴力装置を持ち、問答無用で徴税する(そして増税する)。資本主義は私たちを搾取し、格差を生み出す。家父長制は男性優位・女性劣位のシステムをつくりあげる。こうした暴力に対抗するには、また別種の暴力が必要となる。暴力には否定すべきものと、肯定せざるをえないものがあるのだ。思考停止の「暴力反対」から抜け出し、世界の思想・運動から倫理的な力のあり方を学ぶ。
感想やレビュー
英国女性の参政権を得るための闘い、「サフラジェットの闘い」は初めてしった。日常的な相互扶助にも気づきがあって面白かった。