阪急電車
有川 浩
幻冬舎
作品紹介、あらすじ
隣に座った女性は、よく行く図書館で見かけるあの人だった…。片道わずか15分のローカル線で起きる小さな奇跡の数々。乗り合わせただけの乗客の人生が少しずつ交差し、やがて希望の物語が紡がれる。恋の始まり、別れの兆し、途中下車ー人数分のドラマを乗せた電車はどこまでもは続かない線路を走っていく。ほっこり胸キュンの傑作長篇小説。
感想やレビュー
阪急今津線の路線図を確認して、いざ読書スタート♪ 自分も電車に乗っているようなワクワクした気持ちにさせられ、あっという間に読了しました。 ✳✳✳ 宝塚駅~西宮北口駅、折り返して宝塚駅までの各駅ごと、乗客たちによって紡がれる16の物語 たまたま電車で乗り合わせた“誰か”が“誰か”のチカラになる!? ✳✳✳ どの登場人物も応援したくなりましたが(カツヤ以外!笑)、個人的には特に翔子とミサが好きです! ほっこりした気持ちに加え、ちょっぴり踏み出す勇気ももらえるハートフルな一冊でした♡
3
私は駅を想像するのが苦手なので読みはじめの頃はだいぶ苦労しましたが、それ以上に面白く、行ったことがある駅名も出てきたので、一気に読めました! 人との繋がりを感じさせる暖かいお話です。