目の見えない人は世界をどう見ているのか
伊藤亜紗
光文社
作品紹介、あらすじ
私たちは日々、五感ー視覚・聴覚・嗅覚・触覚・味覚ーからたくさんの情報を得て生きている。なかでも視覚は特権的な位置を占め、人間が外界から得る情報の八〜九割は視覚に由来すると言われている。では、私たちが最も頼っている視覚という感覚を取り除いてみると、身体は、そして世界の捉え方はどうなるのかー?美学と現代アートを専門とする著者が、視覚障害者の空間認識、感覚の使い方、体の使い方、コミュニケーションの仕方、生きるための戦略としてのユーモアなどを分析。目の見えない人の「見方」に迫りながら、「見る」ことそのものを問い直す。
感想やレビュー
インクルーシブ教育でも使えるネタだと思った。障害を笑い飛ばすって私達も普通に自分の特徴とかでやってるし、笑い飛ばす方向で上下関係ができるのも嫌だなーと。 あとは障害って特徴なんだ!ってますます思えた。特徴違う人と交流するなんて当たり前だし、それを実現する教育とか、社会とかでありたい。当たり前としてね。
ヨシタケシンスケの「みえるとかみえないとか」から購入 困っている人視点ではなく、異文化の視点。 違いを面白がる、 客観的な部分と主観的部分での関わり。