逆転泥棒
藤崎 翔
双葉社
作品紹介、あらすじ
善人と書いてヨシト、なのに空き巣で前科二犯の俺。出所早々、懲りもせず忍び込んだ豪邸の主は、なんと初恋相手の美女マリアだった。後日、偶然を装って再会し、急速に距離を縮めていく二人…だが、彼女に「夫を殺してくれない?」と頼まれ困惑する俺。不穏な現在と、懐かしく切ない平成の青春が交錯する物語の結末はー。この逆転劇は絶対誰にも予想できない!
感想やレビュー
藤崎先生、2冊目読了。 空き巣に入ったら、実は初恋の人の家だった!から始まる、逆転美人とは全く違うパターンの逆転ストーリー。ミステリーと云うよりは、壮大なド○○○?!
逆転てどんな逆転?とワクワクしながら読み進め、後半頭が混乱したものの(笑)明るい気分で読了。 「逆転美人」のトリックの衝撃ほどではないが、ストーリー展開が魅力的。なるほど、今回はそうきたか!と引出しの多さに感心しきり。藤崎翔さんの作品はやっぱり面白いわ。