七日七夜の恋心
久我有加
新書館
作品紹介、あらすじ
駆け出し落語家の守博は、師匠に連れられて訪れた花街で関西最後の太鼓持ち・弥助と出会う。弥助の持つ独特の艶っぽさと、元落語家だったという滑らかな語り口にたちまち魅了される守博。だが個人的に会う手だてはなく闇雲に花街周辺をさまよっていたところ、無言詣中の弥助と遭遇し願掛けの邪魔をしてしまう。「野暮天」と詰られ申し訳ない反面、素の顔を見られたことが嬉しい。一方で彼の願いが気になって…?
感想やレビュー
#七日七夜の恋心 落語家シリーズ⑤ 《駆け出し落語家×年上太鼓持ち》 いやーん、この地味なカプも好き! 攻めを翻弄する年上美人受け。ヘタレ落語家・初蝉のジリジリとした成長が楽しい。攻めだけど飾らない人柄でいじらしくて、弥助さんもついツンデレになっちゃう(笑) 太鼓持ちという稀有な仕事が出来る、凛とした弥助さんも好きでした。 栗梅亭真遊と小藤の落語TVにゲスト出演してから、初蝉も人気が出始め?!