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らいかさんの感想、レビュー

城平京「虚構推理 逆襲と敗北の日」読了。 大好きな虚構推理シリーズの新作。 なのにこの俺としたことが去年の12月に刊行されていたにも関わらず買っていなかったという失態。チェック不足だったぜ。 さて、今回はどんな難題が岩永琴子に降り掛かるのかと言うと、キリンの亡霊が山中に現れ、山登りに来ていた若者4人のうち3人を崖から落として殺したといった内容。 気を衒ったように見えるお話だが、なぜキリンの亡霊が山中に出るのかもしっかりとした設定があり、謎の解決までしっかり楽しめた。 が、今回のはいつもより謎解きが意外とあっさりとしてたなと感じていたのだが、ふむふむ、最後そう来たか。いいねえ。 これまでの巻で琴子と九郎は恋人同士ということだったが、琴子に対して九郎はなぜかつっけんどんにしていた。その理由が語られる。 今回のクライマックスはここだね。 うーーーん、良い。 今まで九郎にはそんなに肩入れはなかったのだが、うん。九郎、いいぞ。かなり好きになった。 次の巻も楽しみだ。

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