羊は安らかに草を食み
宇佐美まこと
祥伝社
作品紹介、あらすじ
アイと富士子は、二十年来の友人・益恵を“最後の旅”に連れ出すことにした。それは、益恵がかつて暮らした土地を巡る旅。大津、松山、五島列島…満州からの引揚者だった益恵は、いかにして敗戦の苛酷を生き延び、今日の平穏を得たのか。彼女が隠しつづけてきた秘密とは?旅の果て、益恵がこれまで見せたことのない感情を露わにした時、老女たちの運命は急転するー。
感想やレビュー
別れる辛さを思うより、この世で出会えたことを喜びましょう。 戦争は絶対にいけない。