ボトルネック
米澤 穂信
新潮社
作品紹介、あらすじ
亡くなった恋人を追悼するため東尋坊を訪れていたぼくは、何かに誘われるように断崖から墜落した…はずだった。ところが気がつくと見慣れた金沢の街にいる。不可解な思いで自宅へ戻ったぼくを迎えたのは、見知らぬ「姉」。もしやここでは、ぼくは「生まれなかった」人間なのか。世界のすべてと折り合えず、自分に対して臆病。そんな「若さ」の影を描き切る、青春ミステリの金字塔。
感想やレビュー
面白かった! 設定が面白い。 最後のシーンの後は描かれていないけど、良い方に想像して曲がりくねった遊歩道へ歩いて行って欲しい。 人差し指を立てて、想像力豊かなリョウになっていって欲しい。 最後の最後がイヤミスでないことを願う。
ネタバレを読む
1
面白い パラレルワールドの姉とこっちのオレ その差が、そんなに影響あるのか!って ミステリー この作家も追う
米澤穂信はサクリファイス...て書いたところで調べたらサクリファイスは近藤史恵だったー全然違ったー!米澤穂信はインシテミルだった... なるほど、読みながらサクリファイスと全然違う なんだこの思い空気感は...って思ってたけど作者が違ったのかw 突然自分が生まれてこなかったパラレルワールドに飛ばされるリョウ そこで出会う自分の代わりに生まれた姉のサキと一緒に、自分のいた世界と自分のいない世界の間違い探しをしながら、元に戻る方法を探すミステリー ミステリーというか最後はホラー 自分の世界では両親は壊滅的に不仲で、恋人は死に、兄も死に、でもサキの世界では全てがいい方向に進んでいる もう生きていたくないと思うリョウにとどめの親からのメールがホラーだった