蝉かえる
櫻田智也
東京創元社
作品紹介、あらすじ
【第74回日本推理作家協会賞&第21回本格ミステリ大賞受賞】 読み終わるとため息が漏れ、 また読むことができてよかったと思う。 いつまでも読み継がれる本というのは そういうものだろう。--法月綸太郎(解説より) 全国各地を旅する昆虫好きの心優しい青年・エリ沢泉(えりさわせん。「エリ」は「魚」偏に「入」)。彼が解く事件の真相は、いつだって人間の悲しみや愛おしさを秘めていた──。16年前、災害ボランティアの青年が目撃したのは、行方不明の少女の幽霊だったのか? エリ沢が意外な真相を語る表題作など5編を収録。注目の若手実力派が贈る、第74回日本推理作家協会賞と第21回本格ミステリ大賞を受賞した、連作ミステリ第2弾。著者あとがき(単行本版、文庫版)=櫻田智也/解説=法月綸太郎 ■目次 「蝉(せみ)かえる」 「コマチグモ」 「彼方(かなた)の甲虫(こうちゅう)」 「ホタル計画」 「サブサハラの蠅(はえ)」
感想やレビュー
本屋で推されていたため、気になって手に取った一冊です。 虫をテーマにしたミステリーは自分としては珍しく、虫について調べながら読み進めました。 連作短編集の各章が、しっかりと作り込まれており良かったです。
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初読みの作家さん♪ もっと続きが読みたいと思わせる温かな一冊だ、と満足していたところ、法月綸太郎さんの解説を読んで「えっ、そうなのー!?」と驚く私がいました(笑) 主人公のえり沢くんに幸あれ(人*´∀`)。*゚+
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