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文庫 恋のゴンドラ

文庫 恋のゴンドラ

東野 圭吾

実業之日本社

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作品紹介、あらすじ

真冬に集う男女が繰り広げるラブストーリー。衝撃の結末にあなたは驚愕する! 文庫化に合わせ、書き下ろし短編を追加。

感想やレビュー

読みやすいし、読み物としてはとっても良かったです。 ですが、物語の中の人間関係とか男性の性格とかサプライズ演出とかが嫌すぎました。 まず、別の女(浮気相手候補)と来た旅行でサプライズでプロポーズされるのなんて絶対嫌だし、それを計画する友達もどうかしてる…。 さらに、浮気を繰り返すコウタもどうかしてるし、誰よりモモミが被害者すぎる。ミユキがフッた日田と付き合うのも絶対嫌になっただろうし、最後のコウタからの言われようもひどい…。仲間内の付き合っちゃえよみたいな推しも嫌すぎる。 最後「里沢温泉スキー場に絶叫がこだました。」で締め括られているけれど…。ふふっと笑えるのどの層なんだろうか?と思ってしまいました。 物語ですがモヤっとしました。 私の頭がカタいだけかもです。

スキー場を舞台としてさまざまな恋愛模様が描かれるが、登場人物全員が進行形で出会い、関係していく様子をそれぞれの一人称視点で描いた作品。こんな偶然があるものかと思いながらも、どこか他人事ではない人間の下心と単純さに惹かれる作品だった。宏太が桃美について嘘を話していることに対して桃美が看過できなくなるという終わり方が少々パンチに欠けて拍子抜けだったが、ゴンドラで始まりゴンドラで終わるのは構成的に面白かった。日田と桃美のこれからに期待したい。

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