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記憶の果て(上)

記憶の果て(上)

浦賀 和宏

講談社

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作品紹介、あらすじ

父が自殺した。突然の死を受け入れられない安藤直樹は、父の部屋にある真っ黒で不気味なパソコンを立ち上げる。ディスプレイに現れた「裕子」と名乗る女性と次第に心を通わせるようになる安藤。裕子の意識はプログラムなのか実体なのか。彼女の記憶が紐解かれ、謎が謎を呼ぶ。ミステリの枠組みを超越した傑作。

感想やレビュー

主人公は安藤。彼の父親が自殺し、その父親が残したパソコンに意識(もしかしたら昔自殺した姉?)がどっているかどうかというお話。 第3弾から読み始めてしまった私にとって、この主人公・安藤がこんなにも喋るのが新鮮でした。 さて、あらすじですが、そもそも意識とは何なのか。そういう哲学的なことを延々と考えたり、友達と討論したりしています。 あらすじに大きな起伏がなく、少し退屈に感じるかもしれません。 音楽、死、セックスといった青春小説に、SF、ミステリも組み込まれた新しさはあります。

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