祈りのカルテ 再会のセラピー
知念 実希人
KADOKAWA
作品紹介、あらすじ
研修を経て、循環器内科医となった諏訪野良太は、学会発表を終えた帰り、医学生時代の同級生である小鳥遊に遭遇する。小鳥遊が連れていた研修医・鴻ノ池に、研修のエピソードを求められた諏訪野の脳裏に蘇るのは、親身に寄り添ってきた患者たちのこと。まるで戦場のような救急部、心の傷と向き合う形成外科、かけがえのない“ある人”との出会いと別れを経験した緩和ケア科。切なくもあたたかな記憶の扉がいま開く。心震える医療ミステリ「祈りのカルテ」シリーズ、待望の新刊!
感想やレビュー
70) 研修医諏訪野 最後は緩和ケア、そこで担当になったのは死んだと聞いていた父親。それを知らずに無実の罪で刑務所に入っていた彼の最後の願い、『冤罪を晴らして家族に逢いたい』。諏訪野は25年前にの解決したことになっている事件、盗まれたお金の在りかを突き止める。親子の名乗りをしてから患者は穏やかに亡くなる ドラマの副題が本と重なっていたので観ると、観なければよかったと思うものだった。諏訪野や他の登場人物の微妙な感情などが只の誇張で表されて原作から受けたものが壊れてしまう感じがした
最後は、涙した。 そーきたか。
今一つ中味が薄い気もするけど、ストーリーの展開は嫌いじゃない。 一話をもっと深く追求した内容になると、おちが同じでもより深い感動を味わえる気がした。