納棺夫日記増補改訂版
青木新門
文藝春秋
作品紹介、あらすじ
掌に受ければ瞬く間に水になってしまうみぞれ。日本海の鉛色の空から、そのみぞれが降るなか、著者は死者を棺に納める仕事を続けてきた。一見、顔をそむけたくなる風景に対峙しながら、著者は宮沢賢治や親鸞に導かれるかのように「光」を見出す。「生」と「死」を考えるために読み継がれてほしい一冊。
感想やレビュー
よく生きるとは、よく死ぬとは、 仏陀は生老病死を四苦八苦とし、光を得て悟りを開いた。 青木新門さんも納棺夫を務めるなかで、人の生と死は一体なんだと、死者や蛆や蜻蛉に教えられ、悟りを開かれた。 浄土真宗や仏教、哲学等もっと学ぼう。人はどこに向かうのか、この世の真理は何なのか、感得出来るかもしれない。 良い本だ。