一発屋芸人列伝
山田ルイ53世
新潮社
作品紹介、あらすじ
やがてブームは終わり、世間は彼らを「一発屋」と呼んだ。大ブレイクを果たしたのちテレビから姿を消した芸人たちの人生はしかし、その後も続いている。自身も一発屋芸人と呼ばれた著者が、コウメ太夫、ジョイマン、波田陽区、キンタロー。、スギちゃんなど12組の芸人に取材。不器用ながら一歩ずつ前に進むそれぞれの今に迫る。編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム賞受賞の、感涙ノンフィクション。
感想やレビュー
一発屋と呼ばれる芸人達に焦点を当てたドキュメンタリー。 ネタに引っ掛けた巧みな表現や軽快な突っ込みを交えての語り口は絶妙で、一際著者の文才ぶりが光る。 芸人達に注がれる厳しくも温かい眼差しに胸を打ち、著者含め皆にエールを送りたくなる。人生色々。