金木犀とメテオラ
安壇 美緒
集英社
作品紹介、あらすじ
12歳の春。東京出身の宮田佳乃は、家庭の事情で北海道にある中高一貫の女子校に入学する。しかし、秀才でプライドが高い彼女には、受け入れ難い進路だった。一方、地元出身の奥沢叶も、新入生総代に選ばれるほどの優等生。パッと目を引く美少女で誰もが羨む存在だが、周囲には知られたくない“秘密”があり…。思春期の焦燥や嫉妬、葛藤をふたりの視点で描く、青春長編。スピンオフ短編も収録。
感想やレビュー
『ラブカは静かに弓を持つ』に続いて、安壇さんの作品を読むのは2冊目です! 舞台は、北海道に新設された中高一貫の女子校 思春期の様々な感情が描かれた青春小説で、展開が気になり、サクサク読み進めました。 文庫化にあたり、表題作に加えて、スピンオフ短編〈スーパースター〉も収録されています。 書店員さんの解説も、本書の理解を深めるのに良かったです!※最後に読むのがオススメ(。•̀ᴗ-)✧
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9/18読み終わり。 面白かった!母を亡くし、父から北海道の中学に強引にやられた宮田と娼婦みたいな母を持つ奥沢。2人とも何でもできてプライドが高く、自分の弱い部分は人に見せない。でも、高校最後の行事である合唱コンクールで宮田の心がぽっきり折れたのがきっかけに、親友やクラスメイトとの絆が強くなるというもの。宮田を立ち直らせたのも、本番前の舞台袖でのライバルの奥沢の言葉と涙だった。続編も書いて欲しい!やっぱり安壇さんの本好きだ!
中途半端な終わり方だったので、イマイチでした。