素数たちの孤独
パオロ・ジョルダーノ/飯田亮介
早川書房
作品紹介、あらすじ
桁外れの数学の才を持つ少年マッティアは、過去に犯したある罪のせいで、孤独の殻に閉じこもっていた。彼は家族や同級生と馴染めずに、みずからを傷つけ続けた。スキー中の事故で片足が不自由になった少女アリーチェ。彼女は、事故のきっかけを作った父を憎みながら育ち、醜い足へのコンプレックスから拒食の日々を送る。少年と少女の出会いは必然だった。二人は理由も分からず惹かれあい、喧嘩をしながら、互いに寄り添いながら、共に大人になった。だがやがて、小さな誤解が二人の恋を引き裂く。イタリアで120万部超の記録的セールス!世界的な注目を集める感動作。
感想やレビュー
題名に引かれて読んだが、素数が孤独であるという感覚には気がつかなかった。最後まで飽きさせずに読ませる。訳文もうまい。