Bookstand
Bookstand
文豪、社長になる

文豪、社長になる

門井 慶喜

文藝春秋

Amazonで詳細を見る

作品紹介、あらすじ

芥川龍之介や直木三十五などの協力を得、菊池寛が発行した「文藝春秋」創刊号はたちまち完売する。時代が求めた雑誌は部数を伸ばし、会社も順風満帆の成長を遂げていく。しかし次第に、社業や寛自身にも暗い影が。芥川、直木という親友たちとの早すぎる死別、社員の裏切り、戦争協力による公職追放、会社解散の危機…。激動の時代に翻弄されながらも、文豪、社長として、波乱に満ちた生涯を送った寛が、最後まで決して見失わなかったものとはー。

感想やレビュー

文芸春秋を作った菊池寛の活躍を描いた内容。 私個人は「昭和文芸のドン」と言うイメージが強いが、ここまでとは思わなかった。 大衆の心を掴み、商売センスもあったと思う。 芥川賞・直木賞を作った経緯、新しいものを作り出す力、人を見出だし、巻き込む力があったのだ。 こんなバイタリティーのある文豪は、今、居るのでしょうか?

App StoreからダウンロードGoogle Playで手に入れよう