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きみ去りしのち

きみ去りしのち

重松 清

文藝春秋

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作品紹介、あらすじ

どれだけ歩きつづければ、別れを受け容れられるのだろう。幼い息子を喪った父、“その日”を前にした母に寄り添う少女。-生と死がこだまする、ふたりの巡礼の旅。再生への祈りをこめて描かれた傑作長編小説。

感想やレビュー

大切な人を亡くした人たちがどのように生きていくのか描いた物語 我が子の死は自分に非があったと責める夫婦も、交通事故で弟を亡くし運転手を許せない家族も、母親に散々振り回されてきても母を亡くし泣きじゃくる子も、何年も前に一方的に別れを告げられた相手を想うことも、大切な人というのは血の繋がりだけではない。訥々とした語りで進められていく物語があまりにも哀しく残された者たちの苦しさ寂しさが時を経て薄れることはあってもなくなることはないと感じさせる。 死んでしまったという涙と生きていたんだという涙ある

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