文庫 人は皮膚から癒される
山口 創
草思社
作品紹介、あらすじ
不調、ストレスの原因は「触れ合い」不足にあった!人に愛情を持って触れると、お互いの脳でオキシトシンというホルモンが分泌され、リラックスし、ストレスが癒され、絆が深まる。また、直接触れなくても、愛情を持って寄りそうだけで皮膚はお互いを感じ、癒しに向けた治癒力を発揮する。気鋭の身体心理学者が、知られざる皮膚の癒しの力に迫る一冊。
感想やレビュー
日本と西洋の母子絵の違い ・西洋は母子が見つめ合う ・日本は母子が同じものを見つめる →日本の子育ては子供のミラーニューロンを育てる子育て(母の行動・感じているものを子供がそのまま真似る・感じ取るところから外界を認識・言葉を覚えていく) →背中に子供をおぶさって育てるのも 子供に自由を許しながらも 子供は母親の背中の肌を通じて 母親と共振する 夫婦においても、互いを見つめ合う関係より、同じものをめざし・体験して、共振している夫婦のほうが関係が良好で長続きする →互いを見つめ合って出るオキシトシンホルモンの分泌は三年で終わる→互いの境界を開き、安心感を感じられるセロトニン分泌系の関係におだやかに移行していく必要がある