蛇行する川のほとり
恩田陸
集英社
作品紹介、あらすじ
演劇祭の舞台装置を描くため、高校美術部の先輩、香澄の家での夏合宿に誘われた毬子。憧れの香澄と芳野からの申し出に有頂天になるが、それもつかの間だった。その家ではかつて不幸な事件があった。何か秘密を共有しているようなふたりに、毬子はだんだんと疑心暗鬼になっていく。そして忘れたはずの、あの夏の記憶がよみがえる。少女時代の残酷なほどのはかなさ、美しさを克明に描き出す。
感想やレビュー
この人の作品の描写や、登場人物の個性や影の描き方にはいつもぐっと惹かれる。 ストーリーもドキドキした。大好きな作品の一つ。