スモールワールズ
一穂 ミチ
講談社
作品紹介、あらすじ
ままならない現実を抱えて生きる人たちの6つの物語。夫婦円満を装う主婦と、家庭に恵まれない少年。「秘密」を抱えて出戻ってきた姉とふたたび暮らす高校生の弟。初孫の誕生に喜ぶ祖母と娘家族。人知れず手紙を交わしつづける男と女。向き合うことができなかった父と子。大切なことを言えないまま別れてしまった先輩と後輩。誰かの悲しみに寄り添いながら、愛おしい喜怒哀楽を描き尽くす連作集。第74回日本推理作家協会賞短編部門候補作「ピクニック」収録。
感想やレビュー
「誰の人生だって、激動だよなあ。」という言葉がしみる。どの短編も味わいがある。
ネオンテトラから、式日。 魔王の帰還 ピクニック(揺さぶられ症候群) 花うた(刑務所と被害者の手紙) 愛を適量(教員と性の不一致の佳澄)
テイストは違うも各々心揺さぶられる6編の短編集。 心胆寒からしめる話他全体的にほろ苦い切なさが残るも、どれも引き込まれる物語で読み応えあり。 特に「魔王の帰還」がお気に入り。強烈なキャラがインパクト抜群で読後感もスッキリ。魔王とお友達になりたい。笑
すべての登場人物に共感できる作品。
不思議な短編
読んだのだけど前すぎて忘れてしまった タイトル見るとなんとなく思い出す。面白かったきがする。
短編集。魔王の帰還。
ちょっとダークな短編集
生きづらさをかかえる人々へ、優しい希望に満ちた作品。