建築家になりたい君へ
隈 研吾
河出書房新社
作品紹介、あらすじ
建築物は大きいけれど、その仕事は小さなことの積み重ねでできている。国内外で多数のプロジェクトを手がける日本を代表する建築家がいま、伝えたいメッセージ。
感想やレビュー
建築家隈研吾さんの自叙伝で、今年度の高校生の課題図書に選定されていたものである。遼祐が読んでくれたらなと思い購入するが、夏休み最終日に自分で追われるように読んでみた。もともとが14歳の世渡り術というシリーズで中学生向けにわかりやすく書かれていたので、読みやすかった。 もともとは丹下健三の作った代々木競技場が建築家を目指すきっかけになったという。当たり前のようにある東京の景色のひとつであると思っていたが、当時は象徴的な建造物で、大きな驚きや感動を大勢に与えただろう。 ここまで有名になる方は、行動力もあるし、周りとつながる力も高いと読み進めながら、つくづく思う。