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青空と逃げる

青空と逃げる

辻村 深月

中央公論新社

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作品紹介、あらすじ

深夜の電話が、母と息子の日常を奪い去った。疑心、恐怖、そして怒り。壊れてしまった家族が、たどり着く場所はー。母の覚悟と、息子の決意。

感想やレビュー

ゼロハチゼロナナ、朝がくるのような「再会」での終わり方でした。東京に戻ってからのこととかの描写がないけれど、いろいろ想像できるので良い終わり方だと感じました。 「力の存在が、早苗にはずっと支えだった。ずっとこの子を守らなきゃ、と思ってきたけれど、この子に守られていたのは間違いなく早苗の方だった。」 私にも息子がいて(まだまだ小さいですが)この文章の意味がすごくわかる気がします。 本を読む人生のタイミングってすごく大切だと思うのですが、母親になり、息子を産んだタイミングでこの本に出会えてとても良かったです。 辻村美月さんの作品が大好きでいくつかは読んだのですが、辻村さんが描く少年とか少女とかってすごく大人びている気がします…。自分がそれくらいのころ何も考えず生きてたからそう思うのかもしれませんが…。

ネタバレを読む
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私は、人に助けを求めるのが苦手ですが、この本を読んで、助けるを求めることも、いいんだなと感じました。 最後らへんで、題名の意味を知ったとき、改めて、いい題名だな。いい本だな。と感じました。

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