スプートニクの恋人
村上 春樹
講談社
作品紹介、あらすじ
22歳の春にすみれは生まれて初めて恋に落ちた。広大な平原をまっすぐ突き進む竜巻のような激しい恋だった。それは行く手のかたちあるものを残らずなぎ倒し、片端から空に巻き上げ、理不尽に引きちぎり、完膚なきまでに叩きつぶした。-そんなとても奇妙な、この世のものとは思えないラブ・ストーリー。
感想やレビュー
何が起こったのか全くわからない。フィクションとして捉えるべき作品なのか、ノンフィクションとして、出来事を心情の変化として受けとめるべき作品なのかが分からない。登場人物の気持ちの移り変わりがまるで読めない。文学的表現が多用されており、頭の中で再現できないところが多い。一貫して不思議な作品。一方で、すごく頭に残り、いつまでも心情を推察してしまう。
何か文学的な表現がくどい。面白いとは思わない。