並べて学べば面白すぎる 世界史と日本史
倉山満
KADOKAWA
作品紹介、あらすじ
聖徳太子とムハンマド、源頼朝とインノケンティウス三世、織田信長とエリザベス一世。あの人物とこの人物が同時代だったとは!こんな歴史観があったとは!二つの歴史の押さえておきたいポイントを一気に学びながら、日本の独自性と強みまでもを実感できる、誰も教えてくれなかった日本人の「新しい教養」。
感想やレビュー
宗教戦争が悲惨な理由…宗教が理由でやめられなくなるから 「何故神の声を聞くのにバチカンを通さねばならないのか?」神学者ヤン,フス 英仏100年戦争でフランスに勝利をもたらしたジャンヌ・ダルクは「神の声が聞こえた」ということでバチカンに殺された。フランスのシャルル王太子も恩人のジャンヌ・ダルクを見捨てた! 史上最強のローマ教皇 1198年就任のインノケンティウス三世 「全宇宙の創世主である神は、天の大空に二つの大きな発光体を置いた。大きな光に昼を支配させ、小さな光に夜を支配させた。これと同じように、天と呼ばれる普遍的な教会の大空にも、神は二つの大きな栄誉ある職位を制定した。大きい方の位には昼にたとえられる魂をつかさどらせ、ちいさい方に夜にたとえられる肉体をつかさどらせた。この二つの位とは教皇の権威と王の権力である。月はその光を太陽から受け、事実、量においても質においても、地位も効力も太陽におとるものである。それと同じように王はその権力を教皇の権威から受け、教皇の権威に近づけば近づくほど、王の権力の光は薄れ、遠ざかれば遠ざかるほどその光は増すのである。」 就任時の挨拶 16世紀のキリスト教 「異端の罪は異教の罪より重い」宗教戦争は相手を皆殺しにするまで終わらない…怖すぎる😱