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ファスト教養 10分で答えが欲しい人たち

ファスト教養 10分で答えが欲しい人たち

レジー

集英社

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作品紹介、あらすじ

社交スキルアップのために古典を読み、名著の内容をYouTubeでチェック、財テクや論破術をインフルエンサーから学び「自分の価値」を上げろーこのような「教養論」がビジネスパーソンの間で広まっている。その状況を、一般企業に勤めながらライターとして活動する著者は「ファスト教養」と名付けた。「稼ぐが勝ち」と言い切る起業家、「スキルアップ」を説くカリスマ著述家、他人を簡単に「バカ」と分類するインフルエンサーなど、人々に支持されてきた言葉を分析し、社会に広まる「息苦しさ」の正体を明らかにする。

感想やレビュー

文章が難しく、解釈できないところが多々あった。ただ著者同様、私もファスト教養に懐疑的である。稼ぐために役立つスキルを身につける、できないやつは置いていかれる。これに当該で不安感や焦燥感はある一方で、結局できない自分を諦めているところもある。この風潮に乗れていないことを正当化したいからか、ただ古臭いだけなのか、ファスト教養からかけ離れた生き方をする人たちに共感し安心する自分がいる。そうしなきゃいけない焦りから逃れられる。だけどそれは自己成長をストップさせているのかもしれない。

面白かった、読み返す価値がある本 6章に筆者の強い考えが反映されている感じがした、個人のレイヤで言えば正しいと思うんだけど、ファスト教養が蔓延せざるを得ない現状もそれなりに問題があると思うので、もっとマクロな解決も同時に必要なのでは?という気持ちもある

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