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いとし、いとしという心

いとし、いとしという心

かわい有美子

リブレ

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作品紹介、あらすじ

京都の格式ある名旅館「井筒屋」の若き当主が亡くなった。彼を密かに恋い慕っていた侑央は悲しみにくれる。一方、葬儀で帰省してきた当主の弟・千秋は、次男として当然経営を継ぐと思われていたが、旅館を売却すると言い周囲を驚かせる。かつて一途に兄を想う侑央の想いと秘めた欲望につけこみ、関係を持っていた千秋だが、今度こそその心ごと自分のものにするため、侑央にある提案をー。乱れる心と身体は誰のために…書き下ろしあり。

感想やレビュー

#いとし、いとしという心 #かわい有美子 2009年発行  大好きな作品。京言葉って甘美よね〜❤️ 京都の格式高い旅館「井筒屋」の次男千秋と、老舗紙司「兎月」のおっとりした口調の跡取りユキちゃんの幼馴染みすれ違いラブ。   三千世界の鴉を殺し、主と朝寝がしてみたい… 都々逸、ここにも腹黒なのに甘い声の優男がいたわ!!!! 「井筒屋」の当主だった長男の荘一が三十代前半で亡くなった… 幼馴染みのユキちゃんは、その兄貴をずっと慕っていて、、、旅館を潰さないでって泣きそうな顔で言う。 「ボクのものになるんいうんやったら、考えてもええよ」 千秋の幼稚園の頃からの執着愛と性格の悪さがツボです❤️❤️❤️ 千秋の世界は、ユキちゃんを中心に回っているのよね。 高校生編「ユキウサギ」では千秋の優しさと、無邪気で残酷な愛に泣けてしまう。 千秋は、95%陰険腹黒だけど5%の純情で、同情票をかっさらった!と先生も書いておられます様に、まさに私のことでございます。 千秋の愛がゆっくりと実を結び、もの凄く嬉しかった。 ユキちゃんのはにかんだ笑顔と京都弁も可愛いし、千秋に手籠めにされる時のエロ可愛いさは本当にいとしい。 いつか、井筒屋のモデルになった京都老舗旅館俵屋さんにも行ってみたいです。

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