ハマのドン 横浜カジノ阻止をめぐる闘いの記録
松原 文枝
集英社
作品紹介、あらすじ
政権中枢が推し進める横浜市へのカジノ誘致に対し、これを阻止すべく人生最後の闘いに打って出た九一歳“ハマのドン”こと藤木幸夫。そこには横浜のみならず全国の港湾を束ねる者として、「博打は許さない」という信念があった。カジノの是非について住民投票を求める市民の署名は二〇万筆近くに上ったものの、市議会では否決。決戦の舞台は二〇二一年夏、横浜市長選となった。菅首相はじめ政権総がかりで来る中、藤木と市民との共闘のゆくえはー。国内外で高い評価を得たドキュメンタリー制作の舞台裏を明かす。
感想やレビュー
中島岳志、推薦と帯に書かれていた。運動会の代休に一気に読む。ハマのドンこと藤木さんがこんなことを言っている。「人間は相手がいて、初めて人間になれる。」