輝石の空
N・K・ジェミシン/小野田和子
東京創元社
作品紹介、あらすじ
古代絶滅文明が遺した巨大な力を用い、数百年ごとに文明を滅ぼしてきた“第五の季節”を永久に終わらせ世界を救おうとする母。同じ力を用いて、憎しみに満ちた世界を破壊しようとする娘。地球の裏側にある古代文明の遺跡都市をめざし、二人の最後の闘いがはじまる。前人未踏、3年連続ヒューゴー賞長編部門受賞の三部作完結編!ヒューゴー賞・ネビュラ賞・ローカス賞受賞作。
感想やレビュー
地球の未来としたら、大陸が一つになるまで移動するほど先の話しだ。人類の科学的成功と驕りにより破滅的に厳しい環境の社会生活を営む未来の人類を描いたものだが、どうしようもなく人間の本質が変わらないと思わせる小説だ。 三部作の2冊目は未読だが、3冊ともにヒューゴー賞受賞したとは、少々信じられない。