僧の怪談
川奈 まり子
竹書房
作品紹介、あらすじ
現世に立ちながら、あの世に一番近いところでその世界を見渡しているのは僧侶なのかもしれない。5000人を超える人たちの怪談を取材してきた著者が僧侶、またはその近親者や関係者に限定してインタビューを敢行、ディープなルポ怪談がここに誕生した!震災に見舞われた地にボランティアで入った時の不思議な体験「とある阿闍梨の話」、事故物件に祓いをしに行ったのだが…「猫供養」、お上人であった夫を看取ったとき…「夫の来迎」、面妖な像の不思議な謂れ「火を呼ぶ邪鬼」などのほか、四谷怪談のお岩さまの墓を巡る検証ルポや各地の僧侶にまつわる伝承などを収録。
感想やレビュー
久しぶりの怪談。怖くもあり心温まるのもあった。震災のと憑き物の話が印象的