暗黒館の殺人(一)
綾辻 行人
講談社
作品紹介、あらすじ
蒼白い霧に峠を越えると、湖上の小島に建つ漆黒の館に辿り着く。忌まわしき影に包まれた浦登家の人々が住まう「暗黒館」。当主の息子・玄児に招かれた大学生・中也は、数々の謎めいた出来事に遭遇する。十角塔からの墜落者、座敷牢、美しい異形の双子、そして奇怪な宴…。著者畢生の巨編、ここに開幕。
感想やレビュー
綾辻行人さん2冊目 「十角館の殺人」を読んで面白かったので 長編に挑戦 ゆっくり読んでいきたいと思っていたので 4冊あってちょうど良かった 「十角館」に出てきた建築家中村青司が 再築工事をした「暗黒館」が舞台 (外観が暗黒色の館) 暗黒館は屋根も壁も中も黒色で 一部の塔は十角形 壁は平瓦で海鼠壁 内壁は黒塗りの腰板 黒漆喰 天井も黒塗り 板張りの床 和洋折衷の..擬洋館 中にある舞踏室は格子状の赤黒の木のタイル張 インテリアも赤黒に統一されている 間取り図も載っている暗黒館の ルームツアーは楽しく感じた 登場人物も謎めいていて魅力的 漫画を読んでいる様な 見てはいけないものを覗き見している様な ...そんな気持ちになった これだけ建物の様子やインテリアが 細かく書かれているので 映像化したら密度の薄い スカスカしたものになりそうだなと思った ダリアの日に食べた食事 肉がなんだったのか..2巻に続く
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