新しい戦前
内田樹/白井聡
朝日新聞出版
作品紹介、あらすじ
「新しい戦前」どころか、もはや「戦中」だー。加速主義化する、この国の“いま”を問う。防衛政策を大転換した岸田政権の狙い、覇権国家・アメリカの凋落、激化する米中対立や泥沼化するウクライナ戦争が意味するものとは。そして、10年超続く日本政治の“1強体制”は、社会に何をもたらしたのか。“知の巨人”と“気鋭の政治学者”が、この国と世界の行く末を読み解くとともに、混沌とする時代に取るべき策を徹底検証する。
感想やレビュー
人は誰でも猛獣を飼っている、とあったけれど、それは李徴の臆病な自尊心どころじゃなくて、本当の猛獣なのだなと。でも、嫉妬によって誰かを恨むと言うとしたらそれも認められたいという臆病な自尊心なのだろうか。そして、嫉妬は自分がいるべき場所を誰かが奪っていると感じることから生まれるというのがすごくしっくりきた。自分もそういうとこあるなぁ、と。でも、他者のやっていることとか見られたらそういうのって無いはずだよな。うん。
本としてはいまいち。白井聡はもう読まない